パンダバス ジャカルタ支店です。
先週に引き続き、6月16日現在で確認できるジャカルタの新型コロナウイルスの状況をお知らせします。
インドネシア(ジャカルタ)の現状
ジャカルタ特別州知事より6月を「安全で健康的、生産的な社会」に向けた移行期間に設定し、一部の活動が随時再開可能となる旨発表されました。ただし州ごと規制緩和の内容、日数などは異なっている状況です。
以下、現在発表のある規制内容となります。
(1)基本原則
1. 自宅外での活動は健常者に限定。特定の活動については、高齢者(60歳以上)・妊婦・子供は許可されない。
2. 施設や諸活動における利用者・参加者は、定員の半数以下とする。
3. 人と人との間では、安全な距離(1メートル)を保つ。
4. 外出時には必ずマスクを着用する。
5. 定期的に石鹸で手洗いを行う。
6. 咳やくしゃみのエチケットを守る。
(2)活動再開可能な活動分野と時期
6月5日以降
・宗教施設での宗教活動
・屋外スポーツ施設
・タクシー
6月8日以降
・事業所
(出勤者数を全従業員の半数とし、半数は在宅勤務。通勤・休憩・帰宅時間の重複を避けるため、出勤する従業員を2つ以上のシフトに分け、勤務時間帯に少なくとも2時間の差を設ける。)
・工業・倉庫業
・独立店舗の飲食店、小売店、ショールーム
・サービス業(修理工場、コピーサービスを含むサービス)
・社会文化施設(博物館、図書館等)
・バイク・タクシー
6月13日以降
・公園、ビーチ
6月15日以降
・ショッピング・センター、モール、市場(食料品以外(注:食料品は 既に規制対象外))
6月20日以降
・屋内外のレジャー施設、動物園
(3)移動手段
1. 個人所有の車両(乗用車、バイク)は、乗客が家族同士であれば定員制限(乗車定員半数以下)を解除する。家族でなければ、乗員定数の半数の制限を継続する。
2.公共交通機関の運行時間を正常化する。ただし、車両の乗員数は定数の半数とする。
ジャカルタの街の様子
6月15日からのショッピングモールの営業再開に基づき、人の動きや交通量も増加しております。ただしモールへの入店時に検温や手先の消毒、荷物検査を実施し、また多くの店舗が定員のフェイスシールドの着用やレジでの防護シートが設置されていたりなど、対策は徹底されている様子でした。
電車(MRT)に関しては通常通りの本数で運行しておりますが車移動が大体を占めるジャカルタでは乗客はほとんどおりません。車両内でも十分な距離を確保するよう立ち位置のマークなどがあり対策も徹底されております。
観光地の様子
規制の緩和に基づき、インドネシア国内の各観光施設も徐々に再開しております。
ただし入場の人数に制限をかけるなどの対策が行われており、以前とは違った方法でのご案内となる場合もございます。
以上、ジャカルタ支店よりお知らせいたします。
一日も早く新型コロナウイルスが収束し、皆さまとお会いできる日が一日も早く来ることを願っています。
参照サイト
https://www.kemkes.go.id/